道楽記

薄暮の583系

f:id:nnr4018:20200504220955j:plain

2014.03.14 撮影


往年の夜行列車さながらに夕方の青森を発ち、一晩中走り舞浜を目指していた“わくわくドリーム”号。3月に入れば、津軽平野を快走するシーンも撮れるようになってくる。

この日は、撫牛子駅近くにカメラを構えていた。昼と夜が入れ替わる時間、秒刻みで落ちる露出にドギマギしながら通過を待つ。平川橋梁に差し掛かると汽笛を吹鳴。583系らしく、重々しいジョイント音を奏でると通過は直ぐだ。迫り来る夜闇に追われ、3つ目のヘッドが見えた。薄暮、この時間帯は寝台電車583系に最も似合っていた。