道楽記

特急北斗 2題

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2015.09.23 撮影


忌々しい例の感染症の感染拡大の煽りを受けて、特急北斗も今春のダイヤ改正では所定5両に減車されたらしい。そんな未来が待っていようとは誰が予想できただろうか、2015年のシルバーウィーク。まだ、北斗系統もスーパー北斗と北斗の2系統が走って居た頃である。スーパ北斗にはキハ281系、北斗にはキハ183系が充当されていた。

ハイデッカー仕様のグリーン車も誇らしく、多客期は増結したキハ183系室蘭本線を駆け抜ける。国鉄形式の気動車特急としては最後の楽園だったのかも知れない。丁度、ブルートレインの終焉の頃、あまり注目もされていなかったが増結したキハ183系はそれはそれで魅力的な被写体だった。
 


 

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2015.09.23 撮影


尚、この時の本命は北斗5号の後の北斗85号。今は無き、“スランノーズ” の初期車を先頭に中間車はデチューン仕様の400番台を連ねた編成が多客期として北斗5号の続行で走った。この頃はキハ183系の初期車に惚れ込み、臨時列車の情報を仕入れては沿線でカメラを構えていた。モノクロクラスの6両の両端“スラントノーズ”編成。地味で古臭いながらも、どこか惹かれる列車であった。

あれから6年近くも経とうとは俄に信じがたい。