道楽記

あそ1962

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2011.09.18 撮影


第一線を退いて久しかった頃、鹿児島車両センターで催行されていた“鉄道塾”へのイベント貸し出しで時折本線を走行していた。雨晒しの保管で草臥れていたが、本線上を走行する老兵の姿に心を揺さぶられてものである。

当時、車齢49年のキハ58 716と車齢46のキハ28 2444。国鉄時代、全国の急行網を築いた名車の最終末期である。その後も先述のイベントで時折、本線上に姿を現していたようだ。しかし、2012年を過ぎた頃だっただろうか、本線上に一切姿を現さなくなった。そして2017年頃、保留車としての籍も抹消、2018年3月には小倉車両センターに回送され2019年1月に廃車となった。令和を目前にしてJRからキハ58系列の車籍は消滅した。


 

そう思うと、今も現役で定期運用を担っている、キハ66・67がいかに息の長いの系列だろうかと思う。初登場から今年で45年、佐世保線大村線に行けば当たり前の様に走っている。とは言え、置き換えの話も聞く。行かねばと思い、撮影行脚を画策しては、仕事のスケージュールを呪うのである。