道楽記

鉄道

サロベツ、スラントノーズで

2016.07.20 撮影 キハ183で運行された特急サロベツの最末期。札幌方の先頭車に200番台"スラントノーズ"が連結される組成が通常の運用となった。前面の愛称幕には元来サロベツの愛称幕も含まれていた様だが、ごく希な代走以外では掲げた実績は無かったと記憶…

“喫煙”欲求

2021.06.13 撮影 自身、マールボロの愛煙者なのだが、それよりも魅力的な銘柄と言えば黒光りする鉄の馬、SLだろう。久しく、SLの撮影から足が遠のいていたが、今年の5月から熊本~鳥栖間でSL人吉の特別運行が開始された。福岡からも手頃な距離感も相まって、…

トワイライトエクスプレス、日本海を臨み

2015.02.04 撮影 鯨波の有名撮影地で“トワイライトエクスプレス“を2月に撮れるのは大雪による輸送障害の時位だろう。“トワイライトエクスプレス”最後の冬、この年は青森・秋田県内で度々大雪に見舞われ6時間程遅れて運行された。当時、万年金欠の大学生だっ…

夜明けの夜汽車

2014.08.23 撮影 “北斗星”の撮影を・・・と向かった津軽海峡線だったが、前日からの大雨によるで抑止を受けた列車でダイヤは乱れに乱れていた。上り“北斗星”も日付が変っても未だ釜谷で停車中。下り“北斗星”も未明になって漸く青森を発車する有様であった。 …

春の訪れ

2015.05.03 撮影 当時、北海道へ引っ越して間もない頃、遅い春の訪れを感じて沿線へ。厳しい冬が終わり、暫し休息の季節。柔らかな日差しと爽や風の中、一日中カメラを携え列車を追いかけたものだった。遠くは手稲山だろうか、残雪の頂を背に山桜の咲いた函…

シーサイドライナー 夕日を浴びて

2021.04.10 撮影 今春のダイヤ改正も辛うじて生きながらえたキハ66・67。しかしながら、YC1系の増備も着実に進みつつあり、間もなく置き換えに必要十分な編成が出揃う様だ。そうなるとキハ66・67の見納めも近いだろうと、快晴予報の週末は大村線の沿線に赴い…

特急北斗 2題

2015.09.23 撮影 忌々しい例の感染症の感染拡大の煽りを受けて、特急北斗も今春のダイヤ改正では所定5両に減車されたらしい。そんな未来が待っていようとは誰が予想できただろうか、2015年のシルバーウィーク。まだ、北斗系統もスーパー北斗と北斗の2系統が…

9736レ SLスノーパーク

津久田~岩本 群馬総社~八木原 2013.01.19 撮影 C61とDD15の重連が見られると、“SLスノーパーク”の上りを狙って群馬を訪れた記憶がある。高感度撮影に不向きな機材と下調べ不足に懐かしささえ覚えてしまう。 しかし、絶気区間ばかりの写真ばかり。今見返す…

T18編成を上越線で

臨時快速“ご当地グルメGPリレー”号送り込み ~回9732M~ 臨時快速“ご当地グルメGPリレー”号 ~9737M~ 臨時快速“ご当地グルメGPリレー”号 ~9736M~ 臨時快速“ご当地グルメGP”号送り込み ~回9739M~ 2012.10.06 撮影 先日投稿した信越本線の沿線で撮影の後…

M52編成、成田臨を走る ~グレードアップあずさ色~

2015.01.11 撮影 晩年の183/189系は、様々なリバイバルカラーを纏い最後の花道を飾った。この豊田車両センターのM52編成は、2014年12月に往年の“グレードアップあずさ”色に化粧直をして2018年の引退まで走った。 この日、M52編成は成田山への初詣臨時列車、…

“スターライト舞浜”

2013.09.14 撮影 今はE653系で運転されいる新潟発のTDR臨、“スターライト舞浜”号も2014年までは485系で運転されていた。早朝に舞浜を目指す団臨や寝台特急“あけぼの”を狙って高崎線沿線へ行った様だが、何故この撮影地にしたかと言うのが思い出せない。晴れ…

“雪国”の情景

2014.12.13 撮影 “国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。”これは川端康成先生の小説“雪国”の冒頭である。大変美しい表現だが、この日はまさに“雪国”の描写そのままの車窓が広がっていた。特に“夜の底が白くなった”の部分、次第に…

検査明け間もない“T15編成”

2012.10.06 撮影 運転免許を取得してからの初ドライブで訪れた新潟。関越道の流れの速さにビビりながらも、一晩中運転して信越本線の沿線を目指した。大袈裟かも知れないが、撮影地に辿り着いた時の達成感たるや舌筆に尽くしがたいものがあった。 撮影の狙い…

リバイバル急行“第二ひかり”

2010.04.18 撮影 2009年11月に運転を終了した“TORO-Q”に使用されていたキハ58とキハ65を国鉄色にリメイクして、リバイバル列車が各地を巡った。その第何弾かとして”第二ひかり”が走った時に撮影した一枚。当時撮影ポイントもあまり知らず、吉塚の駅先での撮…

ありがとう485系 “かもめ”・“みどり” ~Vol.2~

2011.06.26 撮影 一日目の往路だけで飽き足らず、二日目の復路も参戦。結局二日間共、天気は恵まれず蒸し暑い曇天下の撮影となった。それでも併結8両の485系の撮影はこれが最後かもと思うと撮影意欲が駆り立てられるものである。 構図のバランスもロクに考え…

薄暮の583系

2014.03.14 撮影 往年の夜行列車さながらに夕方の青森を発ち、一晩中走り舞浜を目指していた“わくわくドリーム”号。3月に入れば、津軽平野を快走するシーンも撮れるようになってくる。 この日は、撫牛子駅近くにカメラを構えていた。昼と夜が入れ替わる時間…

ありがとう485系 “かもめ”・“みどり” ~Vol.1~

2011.06.25 撮影 2日間だけの復活を遂げた、485系による特急“かもめ”号と“みどり”号。使用されたのは大分車両センターのDo2編成とDo32編成。2011年3月のダイヤ改正を以て、JR九州での485系の定期運用は終了しており、それを偲んでのリバイバル運転だった。3…

寝台特急“日本海”を湖西線で

2012.03.02 撮影 京都に用事があった時に撮った一枚。スケジュールが存外にタイトで、おごと温泉で駅撮りをする事にした。丁度、定期運行が終わる間際であり、増結した編成での運転であった。この日、先頭に立った釜はEF81 106。検査明けで、他の釜より小綺…

ED76が牽く大牟田貨物

2011.10.27 撮影 門司機関区36仕業だったと記憶するが、EF81が所定で1151レ/1152レを牽引していた。しかし、門司機関区のEF81を富山機関区へ貸し出した為、両数が足りず暫くED76が代走していた時期があった。当時の大牟田貨物と言えば、EF81とコキ200形にタ…

特急北越、倶利伽羅峠を行く

2014.09.15 撮影 北陸新幹線の開業と共に姿を消す“名門特急”を追って北陸を訪れた時の一枚。485系、国鉄時代より長らく交直流用特急電車の決定版として、全国津々浦々で活躍してきた形式も残すところ、北陸・新潟地区のみで見られるまでになっていた。 この…

わくわくドリーム号を県境で

2015.03.22 撮影 2017年に引退してから久しい583系だが、最後まで波動用として青森から関東まで、JR東日本管内の各地に顔を出していた。世界初の“寝台電車”として1967年に登場した581/583系列。2010年代まで現役であり続けたのは、奇跡と言っても過言では無…

黒磯訓練を蒲須坂で ~試9502レ~

2013.12.14 撮影 当時、EF81と24系の組み合わせで、しばしば設定されていた試9501レ/9502レ。最近ではカシオペア用のE26系に相棒を変えて、たまに走っている様だ。客室列車も数える程となった今では貴重な被写体として、当時よりも注目の列車となっているそ…

早春の臨時北斗 ~キハ283系~

2014.05.02 撮影 北斗85号の運用に入るキハ283系を小沼の湖畔で撮影した一枚。沿線の木々は新芽が芽吹き始め、小鳥達がが囀る。春麗らかなロケーションをキハ283系が機関音も軽やかに走り抜ける。 しかし、当時のJR北海道はこのロケーションの対局にある様な…

朝靄の夜行列車

2014.05.01 撮影 夜明けの急行はまなすを撮影する為に訪れた青森。撮影地はド定番の油川のストレート。夜明けも早くなり、朝日を一杯に浴びて駆け抜ける画が撮れると踏んで訪れたのだが・・・。生憎の空模様で朝を迎えた。 ゴールデンウィークに入った事もあ…

雪と共に

2016.02.21 撮影 JR各社の中で最後まで残った定期急行列車、“はまなす”。札幌・青森を夜通し走り、北海道と本州を結ぶ庶民の足として、ビジネスに観光に重宝されてきた。僕自身も、大学時代はよくお世話になった列車だった。東京を19時前に発つ東北新幹線か…

夕張川橋梁で旭山動物園号

2013.10.06 撮影 10月ともなると、北海道の日没は17時過ぎ。17時20分過ぎに夕張川橋梁を通過する旭山動物園号を撮影するのは難しいかと思いつつも、ダメ元でカメラを構えてみた。適正露出に合わせると恐ろしく上がるISO感度、下がり続けるシャッタースピード…

”白坊主”+”キロ9”

2016.01.26 撮影 今は、N/NN183で運転されている特急オホーツクだが、2018年まではキハ183系初期車とN/NN183系の混結4両が基本編成であった。1号車にN/NN183を2号車にキハ182-0、3号車にキロハ182-0、4号車にキハ183-0/200が基本である。車両繰りや検査の関…

T18編成、矢立峠を駆ける

2015.03.22 撮影 2015年3月のダイヤ改正。それは、”国鉄時代”がまた一つ遠のいたダイヤ改正だった様に思う。ブルートレインの定期運行終了や485系の楽園だった新潟地区から特急運用から引退、仙台地区でも485系の定期運用が終了・・・etc。 その中でも新潟地…

夕刻のブルートレイン

2015.07.23 撮影 最後のブルートレインとして走り続けた”北斗星”も定期列車としての役目を終えた2015年春のダイヤ改正。それ以降も臨時列車に格下げになりつつも、2015年8月まで”北斗星”としての、”ブルートレイン”としてのフィナーレを飾った。 上りは臨時…

宵月と共に

2017.09.01 撮影 C62で沸いた函館本線、小樽・長万部間も今は昔。キハ150やキハ40がコトコト走る地方ローカル線、“本線”とは名ばかりである。そんな線区も秋口は優等列車が帰って来るようになった。臨時ではあるが、往年の名列車さながらの特急ニセコ号であ…