道楽記

JA8365

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2015.04.03 撮影


5年前の今日、羽田空港で撮った一枚。何気なく撮ったJALB767-300だが、レジとエンジンを観察すると当時でもかなり古参の一機と判る。

経歴を辿ると1990年の導入で、撮影時でも既に25年が経過している。導入当時のJALでは、P&W社製のエンジンを好んで選択していた。この機体もエンジンはJT9D-7R4Dを装備する。このJA8365の導入後、次にJALB767-300を導入したのは1994年。この年以降はGE社製のCF6-80C2を装備する様になる。

スペックだけ見るとGE社のエンジンの性能が良く見えるのだが、それでもP&W社を好んで選択していたのはJALの拘りなのだろうか?それとも当時50機以上保有していたB747Classicとエンジンパーツの互換性があった為なのだろうか?何れにせよ、同一機種で装備するエンジンのメーカー2社混在していた、興味深い機種である。


 

尚、この機体は2016年に退役しアメリカへ売却されたようである。恐らくこのJA8365が、旅客機でJT9Dシリーズのエンジンを装備して日本の空を飛んだ、最後の一機ではないかと思われる。