道楽記

T18編成、矢立峠を駆ける

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2015.03.22 撮影


2015年3月のダイヤ改正。それは、”国鉄時代”がまた一つ遠のいたダイヤ改正だった様に思う。ブルートレインの定期運行終了や485系の楽園だった新潟地区から特急運用から引退、仙台地区でも485系の定期運用が終了・・・etc。

その中でも新潟地区からの485系引退は最もショッキングだった。2014年夏以降は北陸地区や信越地区へ無い金を叩いて通った。その締め括りがこの“懐かしの青森いなほ号”の撮影。T18編成を用いた団体専用列車として、往年の運行区間である新潟~青森間を1往復限りで復活した。このT18編成は北海道向けに増備された1500番台を組み込んだ編成として度々注目を浴びた。それも2015年5月にさよなら運転を行い、引退を迎える事となる。結局“懐かしの青森いなほ号”での運用が奥羽本線への入線は最後となった。

独特な顔つきが特徴の1500番台を先頭に残雪の矢立峠を駆け抜ける。ヘッドマークは現役時代の”いなほ”幕。なかなか渋いではないか。そう、この渋さが485系の魅力でもあった。