道楽記

福岡高速営業所 3713

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2019.11.17 撮影


シャシー三菱ふそう、KL-MS86MPに西工S型を架装する。

2002年、福岡高速営業所に新製配置。新製当初は“ひのくに号”で活躍した。その後、受持路線の改編に伴い西鉄観光バスへ移籍し、”とよのくに号”を主な活躍の場に移した。”とよのくに号”の運行が西鉄高速バスの受持ちとなったのと同時に西鉄高速バスに再び移籍している。固定運用を外れた後は”フェニックス号”、”桜島号”等の昼行長距離路線の続行便や”ゆふいん号”の運用にも入っていた様だ。

2019年1月頃に運用を外れたが、2019年4月頃に再びライン復帰を果たした。西鉄グループの組織改編に差し当たり西鉄高速バスが本体に吸収され、西鉄本体所属での復帰となった。復帰後は”ひのくに号”の運用に毎日の様に入っていた様である。しかしながら、2019年11月を以て運用を外れ、遂にその17年の活躍に幕を下ろした。


 

気が付けば、この3713号車が西鉄グループの路線車としては最後の西工S型となってしまっていた。ハンドルを握る運転士の方々にも愛され、そして”大きなお友達”にも最後まで愛された一台だったのではないだろうか。”どうも、この11月で運用を抜けるらしい・・・。” そんな噂を耳にし、福岡への出張日程を調整して何とか最後に写真に収めるべく尽力したものだった。