道楽記

さらば、UA's B747

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2017.06.14 撮影


1970年代よりB747と言えば、国際線の花形機種であった。今から15年程前、国際線就航地に必ず彼女らは居た。しかし、時代の移ろいと共に双発機にその主役の座を譲った。

2010年代前半の成田空港、ユナイテッド航空デルタ航空の北米線はまだまだB747-400のメインステージ。それも徐々に双発機の進出が進んだ。そして遂に2017年6月14日のUA838便を以て、ユナイテッド航空は日本路線からB747-400を撤退させた。その約半年後、同年11月にはユナイテッド航空からB747-400は退役。国際線=“ジャンボ”の時代に一区切りが付きつつある。

梅雨真っ只中の6月の関東地方。纏わり付く湿気た空気、パラパラと生憎の空模様。取り敢えず、最後の離陸を記録程度にと思っていたのだが・・・嬉しい誤算、昼過ぎから徐々に天候が回復した。スポットライトの様に機体を照らす梅雨の晴れ間。通い慣れた日本の空からの最後の“プレゼント”を受け取り、大空へ舞い上がった。